農業の魅力?
正直ないんだけど、どこにあるって言うのよ?
どうも、北海道の農家です!
農業って大変そうだし、何か魅力的で楽しいことってあるの?と疑問を持たれてしまいがちですよね…
そこで、今回は就農12年目の僕が農業の魅力を余すことなくお伝えします。
これから農業にチャレンジしたいと考えている方は参考にしてみてください。
農業の魅力:結論、楽しい
嘘だぁ~?
楽しいわけないでしょw
だってあんなにキツそうなのに…
それが自分でもびっくりするくらい楽しいですよ。
自分で考え、経営するようになってからは特に!
楽しいと感じた理由を5点お伝えしますね。
魅力①自分で自由に考えて経営できる
まず、農業は1年間の作付けを計画し、それに応じて準備します。
準備段階から色々な考え方があり、みなさん違います。
そこで自分が自由にルールを決められます。
そこで差が生まれやすいのも農業の魅力です。
頑張って稼いでどんどん規模拡大していく農家さんもいますし、
できる範囲を明確にして必要以上に頑張らない農家さんもいます。
共通して言えることは自由に自分で考えている点にあります。
その点が魅力です。
ただ、基盤がしっかりできていないうちは最初は借金返済の割合が多いので、頑張らなければなりません。
例えば農協から資産以上の借入を起こしていたら、農協はしっかり返済できるか営農指導しなければならない立場です。
軌道に乗るまでは自由ではない。と考えるかもしれないですが、どんな社会にいても最初から自由な事はあり得ないと考えます。
借金というレバレッジ(てこの原理)を使っていますので、当然最初は縛りもあるでしょう。
信用を積み重ねていくしかありません。
最初のうちは頑張って取り組みましょう。
きっと積み重ねていくうちに自由も見えてきますよ。
自由は自分で勝ち取っていくのね!
そうです!
共に頑張りましょう!
頑張る過程も魅力ですよ!
魅力②個人事業主なので節税効果が高い
個人事業主だと、控除が多いんですよね。
しかし、これは農業に限った話ではないので、深くは触れません。
節税については両学長のYOUTUBEがわかりやすいですよ。検索してみて下さい。
うちの父親に税金について言われた格言↓
「税金については勉強しないと誰も教えてくれんぞ。」
経営すると本当にそう思います。
そこを知れる環境なので、農業は魅力的です!
お金の授業って学校で習わなかったからわからないことが多いよね。
そうなんです。
自分で学んでいくしかないんですよね。
魅力③収穫の喜びはなかなか味わえない感動
作物を育てる事は自然が相手。やっぱり難しいです。
作物は話もしてくれませんし。
作物をよく観察し、何を求めているか適切に判断→作物が求めている事を行う。
それが結果的に収量に結び付くとすごく嬉しいものですよ。
努力が身を結んだと感じた事は何度もあり、やりがいを感じます。
僕は農業を1年単位で考えていますが、この感動をあと30回くらいしか味わえないと思うと切ないです。
しかし、そのように考えると毎年悔いのないように全力で取り組めますよ。
大自然にも感謝できますし、人間を豊かにするのも農業だと考えます。
魅力たっぷりな点です。
人間として成長できているわね。素晴らしいわね♪
ありがとうございます!
魅力④やるべき事がわかってくると、自分の分身を雇う事でで事業を大きくすることができる
これはどんな世界でも同じかもですが、時間は有限ですよね。
個人で、できる事は限られています。
それを大きくするには自分の分身をこなしてくれるパートナーが必要不可欠です。
作業をマニュアル化し、マニュアルに沿って作業して頂く。
その分自分はさらに事業を大きくして生産性を上げていく。
農業はそれが可能です。
例えば最初は一人で少ししか出来なかった作業も手間が増えれば時間短縮しますよね?
そこでさらに手間がかかる事を始めればいいんです。
それが直売所で直接売ったり、作る作物を管理の手間がさらにかかるものを作って価値を生み出すのもいいですよね。
その点も自由を感じます。
ただ、計画的にやらないと大変になりすぎたりデメリットもありますが。
優秀なパートナーを探して仕事を分散しましょう。
ちなみに農薬メーカーの取引先には僕の脳になってもらってます。
僕の代わりに最新の農薬情報をインプットして頂き、いい農薬を選定して頂く。僕はこのように全て任せっきりにして、他で時間を使って稼ぐことを楽しんでいます。
みんなで成長できると、非常に楽しいですよ。
みんなでいいものを作ると喜びが倍になるよね!!
はい。1人で抱えすぎもよくないですよ〜!
魅力⑤国のサポート体制は手厚い
スタートから機械投資まで様々な補助事業があります。
これにより、農業を始める事は普通に事業を起こすよりハードルが低いように感じます。
せっかくの国の制度ですので、使わない手はないですよね?
補助事業については自治体によって取り扱いも変わると思います。
農協が窓口だったりもしますので、事前に確認するといいでしょう。
今はインターネットでも農業の補助事業は調べられます。
自分に合った事業がある場合は行動してみて下さい。
番外編:近所の農家に聞いてみた
せっかくなので、近所の農家さんに魅力を聞いてみました
- 目が良くなった(視力が0.7から1.2に)
- おいしいと言われたらめっちゃ嬉しい。
- 大きい機械で畑を整地し終わった時なんか嬉しい。
- もしお金に価値がなくなっても食べ物には困らない。
1,目が良くなったってすごくないですか?真っ先に驚いた点はここですね。
緑って目に優しいと言いますよね。
2,一生懸命作ったものをおいしいって言われたらやっぱり嬉しいです。やりがいを感じるポイントです。
3,これも共感です。でかい畑やっつけたら達成感ありますよ~。
4,極端な話ですが、ある程度は自給自足は可能かと。芋ばっかりになるかもですが(笑)
まとめ
いかがでしたか?
今回は農業の魅力を5点にまとめてみました。
以上の観点から農業は本当に魅力的です。
僕は、天候によって育てた作物が大被害に遭うことも経験しました。
その時は本当に辛かったです。
しかし、農家の皆さんが口を揃えて言うのは1年間手塩にかけて育てた作物を収穫する喜びの部分ですね。
そして、僕も色々なことに挑戦しかなり失敗しましたが、実際なんとかなります。
失敗から学ぶ事が多すぎて失敗してよかったとつくづく実感します。
不安に感じている事の9割は起こらないといいますし。
そう考えると農業の最大の魅力は挑戦できることかもしれませんね。
以上参考になれば幸いです!
今回は農家の魅力についてまとめてみましたが、
近代農業の負のイメージ3Kについてもまとめてみました。
こちらの記事を参考にしてみて下さい↓