【輪作表あり】畑の輪作体系、北海道の例を使いわかりやすく説明

輪作について
モサチキ
モサチキ

畑は輪作しなさいよってよく言われるけど、そもそも輪作して効果あるの?

その辺はっきりしなさいよ!

確かに畑のために輪作は大事とよくいわれますよね。

結論、輪作しない畑は収量ダウンです!

モサチキン
モサチキン

ずいぶんはっきり言いきったわね。

いいでしょう、そこまで言うなら初心者の私に分かりやすくさっさと教えなさいよ!

了解致しました!

今回はなぜ輪作しないと作物は取れなくなっていくのか、専門用語を使わず噛み砕いて畑の輪作について農業歴12年の私が詳しくお伝えします!!

土壌菌が発生しやすくなる

同じ作物ばかり作ると、土の中で喜ぶ同じ種類の菌が増え続けます。

土の中の事って今の人類でも1%も理解していないそうですよ。まさに宇宙ですね。

そんな土の中にはすごくたくさんの菌がいると言われています。そして作る作物によって喜ぶ菌の種類が変わるんですね。

それによって一年目はその菌が食べる物が作物以外に豊富にありますが、どんどん増殖し、畑のいい菌を食べてしまいます。

そして連作すると、その土壌菌は食べるものがなくなってその作物を食べて菌は更に増えます。

作物って根がありますよね?

そこから栄養と水分を吸収するんですが、その吸収スピードがなにせ遅くなったり、根が悪い菌に侵されますので、当然、作物に悪い影響を与えます。

根が痛むと、葉っぱもしおしおになったりして、すぐわかりますよ。

例えば芋なら、菌に侵されると、玉数が少なくなったり、芋を食べる菌もいるんです。

芋が食べられると芋肌に現れ、食べる分には問題ありませんが、売り物には出せなかったりするんですね。

作物も子孫を残す時に体力を使うと言われています。

そのタイミングは菌にも犯されやすいです。

皆さんも寝不足だと風邪をひきやすかったりしませんか?それと全く同じです。

そして、一度生育が止まったりして最終的に収量がダウンします。

これは僕が身をもって経験しましたので、間違いありません。

色々な作物で連作してみましたが、僕の畑ではいいものが採れませんでした。

農薬散布で抑えられるものもありますが、農薬は使える回数はしっかり定められています。

日本の農薬は研究者さんが食の安全を考え、試験を何度も行なって農林水産省に認められて初めて農家が使えるようになります。

しかし、農薬はそういった観点からかランニングコストが高いものも多いです。

連作をすると、2連続目の時に悪い菌の密度は増えます。

農薬でも抑えられない土壌菌もあります。

そうならないように輪作して、色々な菌が悪さしないようにするイメージを持ってくださいね。

土も生き物という考え方が非常に大事です。

除草剤を有効に使いやすい

この点も輪作をする事で有効になってきます。

例えば、イネ科の小麦を作ると、イネ科雑草に効く農薬は小麦が土から発芽する前にしか除草剤を使えません。

それを何年も繰り返すと、最悪の場合、イネ科雑草だらけになってしまいます。

しかし、他の作物を作ればイネ科雑草に効く農薬を何度も使えたりします。

ここがポイントです↓

作物に不要な雑草を輪作で抑えることもできるんですよ。

そして1点目でもお伝えしましたが、土壌菌が増えるので、発芽率もどんどん下がってくるんです。

すると作物と作物の間に隙間ができてしまい、雑草はそこからさらに生えてきます。

だって…

草取りしたくないんですよね…

農業は雑草との戦いなんです。

ここを疎かにすると、いいものは取れません。

除草剤を上手に使う事で、広い畑の除草作業、管理作業を少なくすることが大切になってきます。

 

 

モサチキ
モサチキ

わかったわ!同じ作物作らなきゃいいのね!?

でも具体的にはどんな輪作がいいの?

あんたの農場の輪作パターンとかあるの?

はい、うちの農場での輪作例を2パターン表にしてみました。(北海道です)

輪作パターン例

長いも 甜菜or人参
甜菜 大豆
小豆 馬鈴薯
馬鈴薯 小麦
小麦 小麦
小麦 ①に戻る
大豆  

 

こんな感じですね。

ポイントはぶっちゃけ、単価の高いものを中心に考えています。

この表で言うと長芋ですね。

これだけ連作は辞めようと言っても、やはり連作は避けられません。

全て単年で畑を回すというのはすごく大変です。

畑が終わったら全て1からやらなくてはいけないですし、天気勝負なので、連作は必要になってきます。そこで、僕個人のおすすめはイネ科の小麦の連作ですね

小麦といえど、確かに2年作ると収量は落ちやすいです。

しかし、根菜類の悪い菌を吸い上げてくれるイメージで取り組んでいます。

そのあとは小麦まで5年ありますので。

昔は機械も大型化していなかったので、輪作が大変で小麦を3年は撒いてましたが、最近は2年連作で留まっています。

この輪作体系は僕的には病害虫にも侵されにくいですし、除草剤を有効に使う観点からもかなりおすすめできる輪作です。

長いもを作らない畑は右側の5年輪作です。

ここでも小麦は連作しています。

この体系にしてからは作物のバランスが良くなり、正直、病原菌で収量が落ち込むという事は無くなりました。

参考程度にお考え下さい。

まとめ

いかがでしたか?

最後の方は少し専門的になってしまいましたが、伝えたい事実は変わりません。

基本的には連作をしないで、輪作体系を作る。

農業はこれに尽きると思っています。

正直、作物と畑は話せないので何を求めているかわかりません。

農業の本当に難しいと感じる部分です。

しかし、先人の研究と共に発展してきているのは間違いありません。

こんな戦いを大昔から行ってきている人類って…単純にすごい。

輪作については一例です。

もし可能でしたら、緑肥を撒いてすきこみを行い、1年休ませるとさらに畑のバランスは良くなりますよ!

色々な体系をとってみて、自分に合った輪作を探ってみてくださいね!

以上参考になれば幸いです。

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