農業の休みは基本雨の日よね。
現役農家さんは雨の日に何してるか話を聞いてみたいんだけど…
皆さんこんにちは。
現役農家のモサチキンと申します。
普通、雨の日って嫌ですよね。
外にいても濡れるし気分も落ち込みます。
しかし、農家さんに取っては体を休める重要なタイミングだったりします。
すなわち、雨の日最高!!って話(笑)
真面目な話だと、作物にも恵みの雨だったり。
そこで今回は現役農家12年目の私モサチキンが雨の日どのように過ごしているか簡単にリスト化しました。
それではいってみましょう
まずは体をしっかり休める
僕の第一優先は【体を休める】ことです。
農業は天候にされるので、晴れた日はびっちり働く農家さんが多いのが現状です。
雨の日くらい休まないと繁忙期は特に体が持ちません。
まずはしっかり体を休める事を、考えてみませんか?
ちゃんと休まなかったことで起こした大損失の失敗談を記事にしています。
参考にどうぞ↓
しっかり睡眠を取りましたか?
では、次に僕が取っている行動をお伝えします。
用事足しから
自営業あるあるですが、すべて自分でこなすのが自営業というもの。
やるべき事が多すぎて忘れるので、雨の日にすべき行動をいつもスマホにメモしています。
その中で1番多いのが支払い。
事業を行うと各種支払いが発生します。
そして農協にて組合員勘定(クミカン)という「ツケ」システムにより支払いする農家さんが多いです。
このクミカンを使って農家さんは支払いすることが多いです。
畑作農業はツケが無いと過ごせない方が多いと思います。
精算が出荷した年末に固まるので。
僕もクミカンを利用しているため、平日に雨が降ればまず農協に行く事が確定しています。
そこで農協に行き、事業の相談をしたりしますね。
農協にはいつもお世話になっているもんね。
色々相談していたら、制度資金が出てきた時とか優遇してくれるよ。
そうですね。
僕の地域の農協は補助事業等も窓口となっていますので、色々聞いておくと計画しやすいですのでオススメです。
そして雨の日は近所の農家さんが農協に用事足しに来ます。
そこで仕事の話をして結果的に有益な情報を得られたりもしますので、非常にオススメです。
農協に依存しない農家…と色々な所で話題になっていますが、僕は頼るべき所はしっかり頼るスタイルです。
ただ、手数料が高いと思う部分は当然ですが、違う会社と取引します。
営農計画(大体1週間分くらい)
やるべきことが多いのが農業。
選択肢が多いので、僕は箇条書きにしてやるべき行動を大体1週間分作ります。
天気予報もコロコロ変わったりは日常茶飯事。
これがあれば行動に迷いがなくなり、無駄な動きが少なくなります。
計画通り行かなくてもいいんです。
本当に迷いがなくなるだけで時間ロスが激減します。
これで雨上がりも迷わず動けるよね!
迷いがあったら本当に無駄な動きが多くなるから迷わないのが大事だよね!
計画を立てて終わったら一つ一つチェックして終わっていくとスッキリしますよ〜。
ここまでやったら大体午前中は終了しています。
農業以外の事に目を向ける
この点も非常に大切です。
僕が休日の中で1番大切にしている事です。
一度休むと決めたらしっかり自分の楽しみを全力でやりましょう!
雨の日の用事足しは絶対に午前中に終わらせて午後からは自分の時間にしています。
農業以外のことを取り組むことでまた頑張れます。
切り替えは非常に大切。
僕は外出します。
家に居ると、畑が目の前。
隣近所の仕事の風景が目につく環境なので、強制的に環境をずらして視界に入らないようにしちゃうのが1番。
家族経営ですが、家族とも仕事の話は一切しません。
【農業は天気9割】と僕は思っています。
農業はそのくらいの気持ちの方が疲れませんよ。
本当に天候に左右されますので。
人間は自然にまだまだ勝てません。
いくら考えても雨の日は基本的に行動できませんので、しっかり休んでまた晴れたらがんばりましょう。
作業が順調じゃなくても、考えても仕方ないわ。
農業以外の事を楽しんだら、また農業が新鮮な気持ちで楽しめたりするよね!
本当にそうなんですよね!
個人事業主だからこそ、ルールもなくどこまでも働けてしまうのが農業経営の悪い部分。
切り替え本当に大事です。
こん詰めすぎないようにしましょう。
と言いつつも最近は農業のブログばかり書いていますので、なかなか離れられていませんが…笑
雨の次の日も畑に入れないから…
雨が降るとすぐ畑で作業できないことが多いのが農業ですので、次の作業の準備はその時に行うことができます。
畑に入れないからこそ、次の日は作業機の整備・点検をしっかり行いトラブルを回避しましょう。
そして終わったらまた休みましょう(笑)
そのくらい休んでも融通は効きます。
それが自営業の強みなんですから。
僕の場合はたくさん休むと不思議と仕事がしたくなります。
次の日無理して畑に入っても畑を傷めるだけです。
無理してトラクター作業すると踏圧がかかってしまい、水捌けが悪くなります。
結果的に減収してしまいますよ。
無理は本当にロクな事になりませんので、しっかり乾いてから畑に入りましょう。
農業の場合、【待つのも仕事】です。
本当に無理は良く無いよね。
ドーンと構えて天気を待ちましょう。
本当にそうですね!
今まで無理して良かったことはあまりありませんでした。
皆さんにはこの点を強く提唱したいです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は雨の日の過ごし方についてまとめてみました。
まずは休む事。
そして、溜め込んだ用事を午前のうちに終わらせ、1週間の計画を立てる。
次に、農業以外の事を全力で楽しむ。
繰り返しになりますが、農業は天候が9割。
こん詰めてもやるべきことが多すぎるのでキリがありません。
しっかり区切りをつけて雨が上がったらまた頑張っていきましょう。
自然に対しては人間のやれることは限られています。
可能な範囲で行動し、農業を楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。