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トラクターの点検ってめんどうよねぇ。
最低限チェックすべき点を教えて欲しいわぁ。
トラクターって高価なものが多いですよね。
そして、故障すると高額な部品、修理代がかかるものです。
車検が無いモデルが大半を占めておりますので、自分でしっかり点検しなければなりません。
しっかり点検しておけば故障しなかった…そんなことになっても後悔先に立たず…です。
そこで今回は農業歴12年目の僕が日常的に行なっているトラクターの点検を実際の点検箇所を見ながらまとめてみました。
これからトラクターを高いパフォーマンスで維持していく上で大切な習慣です。
ぜひ参考にしてみて下さい。
そもそも大きなトラブルって?
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やはり1番お金がかかるのはエンジントラブルですよね。
外的要因は仕方ないですが、機械は消耗するものです。
乗る前の点検の積み重ねで修理代がすごく変わりました。
うちで起こったトラブル例としてエンジンの載せ替えを行なったことがあります。
それだけで100万円以上かかりました…
そんなことがないように、使用毎に点検をオススメします!
今はセンサーもたくさんついていて警告を鳴らしてくれるトラクターばかりです。
しかし、GPSの普及により、奥様やあまり仕組みを知らない従業員に乗せる機会も増えたトラクター。
しっかり点検しましょう!
![メガネのチキン](https://mosachickenblog.com/wp-content/uploads/2021/07/AFE254A7-9CD2-4219-A876-A4AAE7780CF5.jpeg)
点検を怠るとそういった出費があるのはわかったわ。
でも、そんな時間がないアタイはどうすればいいのよ!?
アンタみたいにみんな暇じゃないのよ!?
…確かに仰る通りです…
そこまで時間は取れないって方が多いと思います。
今回は簡単で使用の際に毎回行うべき点検と、たまに行なっている点検で分けて一覧にしてみました。
それでは簡単に解説していきましょう
毎回行なっている点検
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エンジンオイル量のチェック
トラクターは年代物も多く、長い年数使っているものはオイルが減る(食う)量が増えてきます。
これはエンジン内部の消耗により気密性が下がり、オイル自体が色々なところに流れてしまうためです。
減りやすいトラクターは特にチェックしましょう。
僕は燃料を給油するときに毎回チェックしております。
給油を待っている間暇ですし、習慣になりますのでチェック忘れがありませんのでオススメです。
エアークリーナーの汚れ点検
昔エンジン載せ替えになってしまった故障原因の一つです。
エアークリーナーは神経質なくらい点検しています。
畑作業は特に簡単に汚れてしまいますので、埃を舞い上げながら作業するのが日常です。
埃を舞い上げながら作業した際には毎回くらいの勢いでエアーブローします。
エアーコンプレッサーが無いなら買って下さい。
修理費と比べたら安いものですよ。
エンジンは空気と燃料を使って動力を生み出します。
絶対に放置してはいけません。
これを放置すると、空気の吸い込みが悪くなります。
エンジンのかかりが悪くなったり、パワーが出なくなったりしますので、いいことは何もありません。
毎回点検すると確実に長持ちします。
そして汚れたら我慢して使わず交換してしまいましょう!
月一回程度の点検箇所
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冷却水量のチェック
冷却水は減っていたら、エンジンを冷やすことができなくなります。
チェックしておくだけでも安心です。
僕は月一回程度チラッと確認しております。
グリスポイントにグリスアップ(使用頻度による)
グリスポイントは足回りや、ドローバーヒッチ等にあります。
たくさん乗った時は月一回程度作業機のグリスアップついでに行っています。
年一回程度の点検整備
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エアコンのエアークリーナー清掃
エアコンエアークリーナーはいつも夏が来る前に清掃してクリーンな車内になるようにしっかり掃除しております。
気分もスッキリしますので、年に一回はやりましょう。
タイヤ空気圧点検
トラクターはタイヤがでかいので減りにくかったりしますが、測ってみたら意外と減っていたって事もありました。
最低でも年に1回は点検を。
空気圧はタイヤによりますので、適正空気圧をしっかり確認しましょう。
ミッションオイル量の点検
ミッションオイル量も年に一回だけチェックしています。
ゲージがあるので、そこまで大変ではありません。
行いましょう。
バッテリー液の補充、点検
意外と減っていくのがバッテリー液ですよね。
可能なら寿命確認の為にバッテリー比重も測ってみましょう↓
寿命かどうか確認するだけですが、数値を元に判断ができますのでオススメです。
なお、メンテナンスフリーバッテリーで短命に終わった雑な使い方を記事にしています。
よろしければ参考にどうぞ↓
エンジンオイル及びエレメント交換(使用時間数に応じて)
エンジンオイルは200時間毎に。
エレメントは時間に関わらず年に一回交換しております。
交換した時間数と日付をエレメントにマジックで記載しております。
いつでも確認できますので非常にオススメですよ!
数年に一度の整備、点検
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ミッションオイル交換
ミッションオイルも交換しましょう。
可能であればご自身で行うことをお勧めします。
タイヤ交換
タイヤは消耗品です。
舗装道路を走ると特に減りますので、圃場の移動が多い方は減りが早いでしょう。
あと、ベベルギアのトラクターはタイヤが外側が減りやすいので、左右組み替えて使うことでさらに寿命が伸びますので非常にオススメです。
ラジエータの冷却水交換
ラジエータも非常に重要なポイントになります。
エンジンを冷やすために必要です。
汚れが気になりますので、僕は3年に一度交換しています。
ボルト箇所の増し締め
あまり締め付け箇所はないのですが、トラクターは常に振動していますので、行なっておくと安心です。
色々な個所を見ておくとそのタイミングで故障個所が見つかったりしますよ。
トラクターは負荷がかかる作業ばかり。
地味におすすめです。
エアークリーナー交換
エアークリーナーは繰り返しになりますが、非常に大事だと思っています。
汚れるところを日々走り回っていますので、非常に汚れます。
トラクターに限らず、畑用の乗用車は毎年交換しております。
トラクターも最低でも5年に1度は交換しましょう。
燃料エレメント交換
こちらも3年に一回交換しております。
理由としては農家は軽油タンクから給油しますので、軽油タンクの中が汚れている可能性もあり、異物が入りやすいです。
よってエレメントも定期的に交換しております。
この交換を定期的に行うようになってからは燃料系のトラブルは減ったように感じます。
オススメですよ。
まとめ
いかがでしたか?
点検に関して疎かにしてはいけない点はエアークリーナーの清掃です。
この部分が原因でトラクターに限らず、軽トラックも何度もエンジン載せ替え経験があります。
汚れる仕事なので仕方ない部分ですが、マメに点検を行いチェックを怠らないことでトラブルは未然に防げたりします。
全部のトラブルを防ぐことは不可能かもしれませんが、少しでもランニングコストを下げて利益を出し、事故を防ぎましょう。
他にも農機具のメンテナンスについてはこちらの記事でも公開しております。
よろしければどうぞ↓