大規模農業に未来はない?機械・技術の進化から未来を予測してみます

農業の未来 農業

悩むメガネチキン
悩むメガネチキン

ずいぶん思い切ったテーマね。

農業に未来はないものなの?

あんたは農業に対してどんな未来を予想するの?

こんにちは。農業歴12年目のモサチキンと申します。

現在は僕が始めた頃から面積は約2倍となり、63haの畑作経営を行っております。

そこで今回は規模拡大してきた農業経営の中で農業の未来について考え、自分なりの未来予測をしていきたいと思います。

今回の記事はこんな方におすすめ
  • これから規模拡大を検討している。
  • 厳しい情勢の中で実際に規模拡大している農家さんの考えを知りたい。
  • 規模拡大するとどんなメリットがあるのか知りたい。

現役の僕が苦労している部分がどうなっていくか等、具体的な作業体系について語りますので、参考にしてみて下さい。

結論:農業の未来は明るい

僕の結論はこの一点に尽きます。

国も1次産業には注力しているのがわかると思います。(補助金制度の多さや、交付金等)農業を取り巻く環境は日本は素晴らしいと思いますね。

しかし、農業に対するイメージは3K(キツイ、汚い、危険)と捉えている方が圧倒的に多いと思います。

現在の3Kはどんどん薄れています。

瞬発的に繁忙期はありますが、一昔前と比較しても圧倒的に作業時間が減りました。

では、どの辺りが劇的に変わったのか?

過去と比較しながら具体的に掘り下げて未来がどう明るいのか考えてみます。

スマート農業の発展

スマート農業

この波はこれまでの常識を覆しました。

色々な分野でICT化が進んでおりますが、農業も例外ではありません。

例えばトラクターの運転について。

平らな畑でも真っ直ぐ走らすことは難しいですし、色々な地形がハンドル操作を難しくさせます。

そういった経験を全く無視し、ボタンひとつで誤差3cmの人間離れした運転技術を買うことができる。

これにより、経験が少ない方でも一流の運転が可能になります。

この他にも一晩中番兵が必要だった乾燥作業もICT化が進んでいます。

この辺りを考えてみるとキリがないくらい進化しております。

つまり、今までキツかった作業が自動で行なってくれるので、農業はここ5年間くらいで劇的に楽になったと声を大にして皆さんに提唱したいです。

本当に楽になりましたよ。

これで負担はかなり軽減し、農業3Kの「危険」はかなりなくなりました。

これからもっともっと便利になるでしょう。

もう実験されているようですが、5Gを使ってトラクター運転操作を自宅で行い、トラクターは無人で動いている…

農作業に人が不要になるのは時間の問題かもしれません。

メガネのチキン
メガネのチキン

明るい未来じゃない!

自宅で農作業できたら幸せね。

トラクターって乗ってるだけでも疲れるもんね!

そうですね。

意外と揺れて酔ったりするんですよね。

旅行先で畑を耕す時代も来るかもしれませんね。

畑に人の手は必要なくなり、機械だけが動く。

スマート農業はそれが可能になると考えます。

例えば寝ている間も機械が仕事してくれる…

そうなると利益は一体どこまでいくのか検討もつきませんね!

メガネのチキン
メガネのチキン

またお金の話?

未来の話に集中しなさいよ。

お金のことばかり言ってたら嫌われるわよ!

…肝に銘じておきます。

機械の大型化

機械の大型化

近頃の機械はどんどん作業機は大型化しております。

5年ほど前の繁忙期は常に朝5時から夜21時くらいまではずっとトラクターに乗っておりました。

痔にも悩まされました。

しかし、作業機が大型化すると、夜業はほぼ無くなり、余裕を持って作業することができるようになりました。

今では痔にならなくなりました…幸せです。

メガネのチキン
メガネのチキン

痔は運転手さんあるあるよね。

本当に良かったわね!

痔の話題はもうわかっていただけたかと思います。

この点でも明るさをひしひしと感じますね(笑)

イノベーションとは関係ありませんが、僕の痔を解消した便利クッションがあります。

タクシーの運転手さんにお勧めされました。

これを使うとお尻と腰のダメージが激減しました。

何個か持ってますが、安いやつでも効果十分です。

よろしければどうぞ↓

とにかく、作業時間が少なくなり、昔より耕作面積が15haも増えているのにプライベート時間が確保できるようになりました。

これからは作業員の減少で利益が生まれ、作業機がトラクターの前と後ろに付けてさらに作業時間が減っていくでしょう。

2工程必要だった作業が1回で済むような作業機が目につきますね。

作業スピードはさらにアップしていき、1人でも適期作業ができる未来がそこまできていますね。

大型化だけでなく、より精度が高く工程を必要としない機械化の波もとどまることがありません。

担い手の減少

廃墟

この点は本当に進んでおります。

近所でも農家さんがどんどん離農していきます。

すると個々の耕作面積もどんどん増えていきます。

現に僕の周りの農家さんも耕作面積は増え続けています。

これは日本中で起こっていることです。

かなり山奥に住んでいる友人は友人以外ほぼ離農してしまい、耕作面積が200ha増えて大変だと嘆いていました。

チャンスはたくさん転がっております。

無責任には言えませんが、農地は確実に空いてきます。

それが現実。

未来は農業をしている方に農地貸しの話や、売買の話がたくさん来るでしょう。

それだけでも農業に投資する価値はあると提唱できます。

土地の有効活用はその時代に合わせて起こることでしょうし、田舎でも土地があることで選択肢が増えるのはどんなものにも対応できる可能性がある。

農地の固定資産税は安いですし。(10aあたり約840円)

僕は東京ドーム5個分くらい土地を所有しておりますが、大体年間30万くらいで済みます。(宅地にしていない為、安い)

衰退する日本と言われ、不動産の価値が都市部に集中するかと思いますが、僕はここに当分逆張りしていこうと思います。

田舎暮らしも悪くないですよ。

モサチキ
モサチキ

田舎にもAmazonは届くからね。

物価が安い分、何をするのも安く始められるよ。

そうですよね。

田舎の最大メリットですね。

農地の有効活用は仮に農業を行った場合は、農作業体系の進化によりパフォーマンスが良くなると考えています。

化学の進化

農化学

こちらもすごいスピードで進んでいますよね。

例えば農薬。

農薬は年々進化を遂げております。

より防除効果の高い農薬が次々に開発され、僕が農業を始めた頃に比べたら病害虫の被害がすごく減り、より効果の高い除草剤も普及しました。

そのお陰で病気にかかった作物の抜き取りや除草作業も減り、作物の製品歩留まりも上がりました。

この進歩から、農薬会社さんには感謝しかありません。

もっともっと安全に使える農薬を目指して頂きたい!

僕も全力で消費者の目線に立って安心安全をお届けしたいと思います。

そして作物の品種改良。

品種改良が進んでいるからこそ、病害虫に強い品種が生まれ、被害が少ない。

収量も年々上がってきているのも事実です。(天災を除いて)

断言しますがこの進化は続きます。

つまり、農家さんは労働に対して成果が出やすくなっているんです。

取り組んだ結果がちゃんと返ってくる…

と実感できます。

これほど嬉しいことはありません。

まとめ

未来

今回は農業の未来について僕の経験を元に考えてみました。

経費の高騰に歯止めはかからないのが現状ですが…

スマート農業、機械の大型化、担い手の減少、化学の進化。

この4点から推測して農業の未来は明るいです!

インターネットの普及もあり、農業はまだまだ発展するでしょう!

過去を振り返りながらでしたので、比較すると進化ってすごいことだと改めて実感しました。

たくさんの失敗から学習し、いい方向に向かっている事実を再確認する。

たまにはこうして過去と比較するのも自己肯定感が上がり、心地良いものです。

素晴らしい時代に生まれていることも実感できますし。

キツイ農業とはおさらばして楽しい農業を目指しませんか?

以上参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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